─ 森の中 ─
うん、へーきへーき。
[へら、と笑って言いながら、手を遠ざけるのは半ば習性。
心配される事が多すぎて、ちょっとの怪我なら隠すようになった、というのを知っているのは、肩の小鳥の他にはすみれ色のふわもこだけ、なのだが]
て、別にいじめられたわけじゃ……。
[暗い光へと向かう背に、飛ばした突っ込みはある意味場違い。
向こうに他意がないのはわかっていても、いろいろと複雑なものがあるのが実情なのだが、それは置いといて]
……力ある、咆哮……か。
[響いた声に籠もった力>>74に小さく呟く。
光に向かって直接跳びかかる様子には、ちょっとだけはらはらしたりしたものの]