―広間―どうも、久しぶりだな。踊り子の君に、ギルバート。[そう館でほんの数度、顔を会わせた踊り子と、麓の雑貨屋でたまに見かける青年と、それからシャーロットには、ひらと手を振り笑みを向け。なにやら髪型の変わった様には、何度か瞬いた。]お。綺麗に結われて。余計に可愛くなったなぁ。[そう言いながら、頭に手を伸ばし撫でようとして、引っ込めた。折角結われた髪を乱してしまうかと思ったので。行き場の無い手で自分の首を撫でるように擦ると、彼女の向かいの、空いていた席に*腰掛けた。*]