それもだが…理由は他にもあるのさ。ま、今は関係ないがな
[速戦でタイプでありつつ、治癒などに全力を出せないといっていたライヒアルト。
その負担を軽減させる意味も合ったが、戦闘中に…いや、自分から勝手に話していい話題ではなくそこで言葉を止めて、カルメンを見据えいつのまにか腕に巻きついた龍の助力をもとに。詠唱を続ける]
…ということは次に考えることも同じかな…?
…我が友を介し。現れよ。影狼よ
[それはわざと大きい声に聞こえるだろう。出でるのは影絵を切り取って生まれたような狼型の影が三匹]
…ゆけ…
[静かに。尊大に。威圧的に命ずるとともに、影の狼はカルメンめがけて襲い掛かろうと殺到する。その横で今度は対照的に聞こえないほど小さい声で口を動かしている]