正義のレッド レディア

[相手の余裕と軽い動作>>67に、内心に苛立ちが募る]

　愉しんでいるというのか……？

[しかし、己の一撃が僅かに余裕を奪ったのを見て、いくらか溜飲が下がる]

　見たか！

[追撃を加えるべく、重心を立て直そうとしたその時、相手の手が竪琴に伸びるのが見えた。
　紫の煌めきを視界に捉え、背筋を冷やりとした物が伝う]

　くっ！

[退かなくては、と咄嗟に判断し、追撃を諦め後方へ飛んだ。
　交わし切れない矢を振り払うべく、炎を纏った左腕を振るう。
　しかし紫の影は燃やし尽くせるものではなく、一本の矢が腕に突き刺さった]