─ →『世界中の仔』付近 ─
[この時ばかりは先程のような覚束ない足取りではなく、駆けると称するに相応しい走り方でティルは『世界樹の仔』に近付いて行きます]
む、む。
[林檎を銜えたままなので、鳴き声は発されません。
代わりに篭った音だけが鼻から抜けていきました。
人が落下>>72する付近には他にも数名の人影。
見知った顔もあったけれど、ティルの意識は落ちて来る人に向かっています。
駆け寄ってみましたが、どうやら無事>>75のようですね]
くふ。
[一応、怪我は無いかと言うように、注意深く傘の人を見上げました]