―聖堂への道程―[返される声と雪を払い終えた後に返された頷き>>75。一先ず大丈夫そうだと密やかに安堵して][見詰められて、はたりと瞬く。くるりと思考は一回りして、思い至ったのは]――ああ。俺はアーベル。アーベル・イルクナー。フォルマーさんのところに湯治に来ているんだ。[多分これかな、と予測と共に簡単な自己紹介。自身の胸元に手を添えて、よろしくね、と続けた]