―大広間へ―
館内捜索班、戻りましたー
[締りのない声を上げて、大まかな状況>>73を伝える。
外に出られないという言葉>>75に、いよいよ困った、とは思うものの、それほど焦燥が込み上げるでもなく。]
……当分は、なんとかなりそう、じゃないすか。
竈とか、不便だけど、普通に食えそうなもんばっかりだったし。変なにおいとか、古そうとかも、別に。
あ、誰か食べてみます?
[ほら、と保管庫から失敬してきたパンを示して見せたが、何の変哲もない。
冗談ともつかない問いかけに応じる者がいないなら、自らの口に欠片を放り込みつつ、続く話題に、鈍く反応した。]
ああー……、おれも、入ってたかも。
この国の、ッスよね。
[広間の片隅、パソコンを指差して、首を傾ける。]
まさか、選別規準がソレ、ってコト?