―三階・ギュンターの私室―
[掛けられた言葉に力なく零れるエーファの声>>65
こちらが掛けた言葉には、何かを言いかけて、だけどそれは言葉になることはなく。
肉親をなくしたのだから無理はないと無理に促す事はなく部屋を出るのを見送る。
入れ違うようにやってきたライヒアルトを見たとき、エーファの表情が変わったのは見えないが、少し力が抜けたような気がして目を細めた]
多少、疑心暗鬼になっているのかもしれないな。
無理もないけど。
[この中に犯人が居るかもしれない、とは流石に口には出来なくて、溜め息と共に目を伏せた]