[近づいてきたのは、一見すると人。けれど、それが変異しているのは察する事ができた。どこか虚ろな雰囲気には、覚えがある]……こんなんが出歩くとなると。真面目に、丸腰で出歩くのは心許ないよな……。[『力あるものたち』のよに、何かの力を借り受けられるわけではない身。取れる手段は、物理的な物のみ。それすらも、どれだけ有効なのかは見当もつかないが]……それでも、何にもないよりはマシだから、な。[小さく呟いて。ともあれ今は、目の前で起きる事、それを確り*見届けようと*]