逃げたら演習にならんだろうがっ!
[そも、この演習自体が無茶振りです。
というのは、突っ込まれても聞かない]
と、いうか。雷雲召喚が、なんで、こうなるんだ……?
[呼び出された兎の前歯に、思わずぽつり、呟く。
呆れていたのが悪かったのか、回避行動は遅れがちに。
回避のための呪を紡ぐ余裕もなく、とっさに横に飛んで避けるものの、鋭いそれは僅かに右の腕を掠めた]
……当たれば、それなり、と。
[ダメージ受けても、冷静に分析するのは研究者根性のなせる業か]
界と我を結びし我が盟友、我が意にそいて、翔べ!
異界龍・戦!
[ともあれ、今はそれはちょっと横に置いて。
傍らに浮かぶ水晶龍を直接突っ込ませる]