―― 宿泊施設・廊下 ――
[シスターが倒れたあと、白猫が哀しげに鳴くのが聞こえた。>>30
傷を受ける直前、それでもシスターはゲルダの行く先に祈りを捧げていた。>>29
目を伏せたアーベルの呟きは聞き取れない。>>32
それでも確かに「終わった」のだと感じるのは聖花を持つ者だったからなのか
それとも、ゲルダの様子を見てだったか。>>52
月のいとし子とその護り手の話を静かに聞く。
彼らがどうするのか、自分に出来ることは無いけれど。]
こんな事にならなければ、ゲルダも人として生きていけるはず……
だよな?
[自信無げな呟きとは違い、何か策があるらしいアーベルを見遣る。>>55
元の生活は無理でもゲルダが生きて行く事が出来るなら見守ろう。]