― 林→教会 ―[手は血に染まっていたが、怪我は無さそうだ。その血がいつついた物か、いまは追求せず。何とか立ち上がらせる事ができれば連れながら。起き上がるのも困難なら、抱えてやってこの場を離れ一度教会へと戻る。本人の心境はともかく、成長遅い15の少年程度であればその程度は造作もなかった。様子見に来た旅人に、惨状を視線で示し。青くなる男に、自衛団を呼んできてくれと頼んで後は任せた。]