─ 昨日/集会場外 ─
ああ、続く。
[エーリッヒの言葉>>69に返す声は短い。
途切れた言葉の代わりに向けられた疑問には、答える前にエーリッヒを見詰める一拍の間が空いた]
………俺のは慣れでしかねぇ。
動じずに居たいと思うなら、現状を受け止めて、人の死を許容する覚悟を決めな。
[人の死を見るのも齎すのも、村を出ていた間に慣れてしまった。
そしてその時に既に『場』を体験してしまっている。
現状を受け入れるのが早いのも、識るが故の慣れと言って差し支えなかった。
動じずに居る条件を口にした後は、相手の反応を見ぬままにベアトリーチェを宥めに向かうのだった(>>47へ続く)]