褒めても何も出ないぞ?[くすりと笑い、首を傾げて][生み出された闇の腕に数瞬の悩む間]避けるにも限度がある、か。[呟きと共に数歩の後退。更に両手を前方に翳して、術の施された手袋で打ち消さんと]…ッ、は、……矢張り無理があるか。[黒き腕の持つ威力の一部は減じたが、所詮一部。腕の消えた後には身体の其処此処を裂傷が走る]…余り、傷付けるわけにもいかないか。[呟き、見据える。終わらせる為の隙を、探す]