[くるりとした青の瞳が少女の瞳と真っ直ぐに。お願いの通りに優しく触れるのにはその瞳も気持ちよさげに閉じられて][青を肩に負う銀糸の主は、薄い笑みを浮かべるまま][時折自身に少女の笑みが向けられる度に緩やかに首を傾げ、銀糸をさらり、鳴らして]……そろそろ、行かなければ。[声を零したのは不意のこと]皆が心配する。[巡らせた銀糸の視線は遠く、皆が向かった方を見る。木立の合間からやってくるだろう騎士に*目を細めて*]