[少女が1人で降りようとするならば、何かあれば手を差し出すつもりで。自分の手を借りたいという風であれば、その身を抱えあげる。階下に降りながら、ふっと思い出すのは、蛇と武器の存在。運動に関しては長身や家柄も手伝ってか、一通りはこなしていて。その中にはフェンシングやアーチェリーも含まれていた。――が。背を蝕んでいる石化を思うと、その経験もあまり役に立ちそうにないと思う。そんなことを思いながら、医務室に辿り着けば、老人の死を知るのだろう**]