[反転して流砂の上に落ちた、先ほどの崩れた岩の一部に着地。
そのまま岩の破片が沈む前に、フーゴーのいる足場の方にかけて跳躍。]
完全に動きとめる以外に手はなさそうだね。
[足場を駆け上りながら、フーゴーの方へ向かう。
途中、背中の小さなかばんから種を取り出し、数個岩の中に埋め込む。
フーゴーからは死角になっているので種には気づかないはずだ。
もっとも魔力感知をされればすぐにばれるものでもあるけど。]
フーゴー、悪いけどさっさと決めに行かせてもらうよっ!
[足場を駆け上がり、そこにいたフーゴーの方を見ながら]
「むぎ おりなす じゅそ ことば すなよ まえ しかい うばえ」
[猫目石が光り、右前足をフーゴーの目に向けた。
黒いもやのようなものが、フーゴーの目を包もうと現れ]
目にゴミが入る呪いだよっ!