―学長室―[一度目に聞こえた声>>46は無視した。目の前のことより優先させなくてはいけないことなんかなかったから。二度目の声は声だけじゃなくて、学長に触れたりしていた。>>56]……諏訪。なんで、学長が殺されてるの。[血まみれになった両手から力を抜くと、全身からも力が抜けた。血でぬかるむ床にへたりこむ。]ねえ、俺、頭おかしいよ……。助けて、助けて、誰か……。[とっくに限界を超えていた体力と気力は、今にも消えかけていた**]