人狼物語 ─幻夢─

72 天より落つる月の囁き


研究生 エーリッヒ

―朝 集会場外―

[またの騒ぎに、長い一日が終わり、再び長い一日が訪れる予感がした]
[叫びは確かに外から聞こえた。あわただしく階段を下りて、外へ出、……そして、遺体となった彼を抱きしめているミハエラの姿を見つけた]

 ユーディット……な、何で……

[貴族様、ユーディット、って区別して読んでいたら、自分も名前で呼ぶなと突っぱねられてしまった日。でも、こんな時もそんな他人行儀な呼び方なんてできやしなかった]
[先のことよりも、紅く濡れた彼女に、声をかけた。 >>65 ゼルギウスと同じであった]

 ミハエラ。そのままじゃ、風邪引く。
 着替えてこいよ。このままじゃ、ユーディットも、つらいだろうから。

[>>75 身上書の書き直しをした後で知った本名を呼ぶ。
 血は凍れば容赦なく体温を奪うだろう。またいつ吹雪くかもわからない]
[何ごとかゼルギウスがミハエラに言っていたが、シーツを取りにリネン室に行った自分には聞き取れなかった]

(80) 2012/01/17(Tue) 18:12:11

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