― 聖堂外 ―[何歩程足を進めただろう。既に遺体の全貌が見える位置にまで来ていた。遺体に刻まれた傷からも、周りを染める赤色からも、団長と呼ばれていた人がもう動かないことは明白で]…… っ、これ、が?[円く見開かれた目に、その無残な姿が焼きつく。それを厭うように強く目を閉じて]……あ、カルメンさ……[故にシーツを持ってくるとの声>>64に反応は遅れ。手伝おうと上げかけた声は、振り向いた先で、別の姿>>70を映した為に止まる]