─自宅前─[駆け寄って来るミハエルをその場で待って。告げられた無いように、嗚呼、と声を漏らす]───うん、さっきユーディットから聞いたよ。刻が来ているのも、知ってた。じっさまから聞いたからね。[浮かべる表情は常の穏やかな笑み。後悔の無いように、と言われると表情を変えぬまま一つ頷く]ミハエルも、「後悔の無いように」。やりたいことを、やるべきことをやっておいで。[言って、妹を見詰めている濃い翠が細めた]