……。ロミは……殺されたんだよね。だったら、人狼じゃ、ないんだよ、ね。[僕は振り絞るように声を出しました。彼女を離さない刺繍師さんか、シーツを持ってきたお兄さん>>56か、それとも他か――聞いてくれるなら誰だって良かったのです]だったら、……だったら、帰してあげようよ。お父さんのところに、帰してあげたって、いいでしょ……![だんだんと語気は荒くなって、視界は昨日みたいにぼやけてきました。僕は暫く、聞き訳の無い子供みたいに泣きじゃくっていました**]