― 道具屋 ― 乾燥剤、もう補充の時期だったか。 ちょっと待って。[ノクロに言いおいて静かに立ち上がる。少し奥にある棚に手を伸ばして乾燥剤を取り出した。いつも出すのと同じ量をカウンターに置きノクロに示して問題がないようなら袋にいれる。伺うような視線と問い掛けに、はたりと瞬きをした。] 調子はぼちぼちかな。 あー…、何かというか。 ちょっと、さ、テレーズの事が気になって。 様子見に行こうかと思ってたんだよね。