─ 第二階層・食堂 ─
[ノブの視線と言葉にそちらを見て、口の端をあげる様子にこちらも小さく笑みを返していた。
荒事に関してならば確かに自分が一番この船でむいているのだろうが、寄生をや本物と見分けがつかないほどの擬態をするような相手にとなると一番かは疑問ではあった。
そのやり取りもすぐにオーフェンが飛び出すことによって中断されて]
おい、待てオーフ。
[止めようとするが静止の声は聞こえていないのか、聞き流されたか、追いかけようとしたところで緊急の呼び出しが携帯端末にかかる。
緊急事態にくる仕事とあれば自分がいかないわけにもいかず、差出人であるクローディアからのメールを確認する。
確認してほしいことと話すことがあるので第三階層の自分の研究室までくるように知らせるものだった]
ノブさん、オーフのこと見つけたら保護しておいてほしい。
[もとより親しいものがいるとはいえない船内、せめて知らない人に頼むよりはまだオーフと仲が良さそうに見えた相手の方が信頼できるだろうと]
俺はクローディアさんに呼ばれたからそっちに行って来る。
[そういい残して食堂を後にした**]