― 二階廊下→階段、一階付近 ―[緩やかに段を踏み、降りていく。慎重に足を運んだのは、「無茶はしない」という言葉を表すように。声がした方の様子を一先ず目で確かめようと、階段の上からエントランスの方を覗き見れば。そこにやはり居た二人の男と――舞う短剣と、鉈。]っ、―――…[ジラントとサーシャには、階段上に立った女の気配は捉えられたかどうか。メーフィエには咄嗟にはそれは解らなかったが。それでも、腰元の剣に手を添えて、一歩、下がった。]