……お人よし。[拒絶に返された言葉>>80に、銀の獣は、呆れたような言葉を零し。手が伸ばされると、大きく跳んだ。蒼を喰らった時の昂揚は、未だ、内に確りとある。12年前に両親を喰らった時よりも、剣向けてきた家主を喰らった時よりも。零れるあかと、鼓動の源は、あまく感じた。……幼馴染の血肉は口にしていないから、そことの比較はできないが、それはそれとして。蒼を喰らった時、本能的に、更なる花を求めた。獣たるを否定せぬ身は、その本能をも否定することはない、が]