服まで借りちゃって、良かったのかなぁ。
[浴室とか風呂場とか、そういった名前の場所を出て、着替えながら問いかける。
マンジローの様子を見ながら入っていたから、血色は悪くないようだ。
鏡に映った自分がおかしくて、笑った。]
おうちとお金がある人は、みんなこういうのやってるんだね。
だから綺麗なんだ。
すごいねぇ。
[今まで着ていた服から、今着ている服のポケットにお金を入れる。
大切なお金だから、ちゃんと取って置かなくちゃいけない。]
シラヌイさんも、ごはんだよね。
一緒に行こうー!
[後をついていくつもり。
案内してくれた人が、また案内してくれるらしい。
ふと、人の気配を感じた気がして、振り返った。
今は邪魔なものが床と足裏を遮っている。足が苦しい。]