― 翌朝 ―[泣きながら眠ったせいか、酷く頭が重い。 顔を洗いに部屋から出た時には日が昇りはじめたところで。 ふと、夜にはいつも閉めるはずの玄関が開いている気がした] ……もう、誰か、起きた……?[ふら、とした足取りで向かう。 寝起きながらもいつもと同じようなワンピースを身に付けて、玄関へと向かう廊下を歩く。 食堂をでてすぐのところで、血の匂いを感じて]