[人間ではない己が出るよりも、人間どうしで解決できるならその方がいいのかもしれない。はるか昔の思い出が胸をよぎって、ふ、と口を閉じた。胸の内からは、宿主が己に激しく呆れている気配が伝わってきて、それはそれで辛いのだけど]