[その硝子から伝わるのは、結晶の間に沁み込んだ――翠樹の力。アマンダは細心の注意を払い、その硝子を手元へと引き寄せる。手の平に収まったそれを良く見れば、ティルがいつも首から下げていた硝子の小瓶だと、わかった]…どうして、ここに…?ううん、そうじゃない…君はまだ、ここにあるべきではないんだよ。[アマンダは、何かを内へと秘めた小さな硝子の小瓶に語り掛ける。そして、大地と風の場を整えて。それを終えれば、持ち主の下へと*小瓶を運んで行くだろう*]