─宿屋・食堂─[銀の短剣。死せる者を見分ける力。それを耳にした後に聞く、ライヒアルトの言葉>>50]────信じられるものを、見つけろ?……どうやって。どうやって見つけろと言うのだ。[ぽつりと、囁くような声が漏れる]誰が人狼なのかも分からないのに、誰を信じろと言うのだ。何も手段を持たぬ僕に、君はどうしろと言うんだ。[声は徐々に大きくなり、視線を合わせた先にあるライヒアルトを翡翠が睨む。彼が言う意味を理解しているのに、言葉は止まらない]