─ 広間 ─
[問いに対しての執事の返答>>80に、承知致しました、と頭を下げる。
他の方々の食事が終わってもいらっしゃらないようなら執事から指示があるだろうと、今は配膳や飲物の補充などに気を回すことにした。
ハーヴェイがオードリーのワインを賛じる>>79のを聞くと、今年も美味しく出来たんですね、とふわりと嬉しそうに微笑む。
この場にオードリーがいるなら、その微笑みを彼女に向けただろう。
そうこうしている内、広間に顔を出した屋敷の主を迎える声に足を止めて頭を下げる。
主の応対はヒューバートが行うことだから、手が必要でない限りは自分が呼ばれることはないだろう。]