― 自住居→食堂 ―
[好き勝手言うだけ言う(>>8)と、手早く着替えてアーベルの家、宿屋の食堂へと向かう。
知った者だし、男同士だし、恥らう必要など何処にも無く堂々としたものだった。
「お前が用意してくれんだろ」等と言ったりもした。
食堂には人の姿がある。
旅人の姿も、そして村人の姿も。
その中、一際目立つ黒いローブを見つけ、ウェンデルの動きが止まった]
は?
[此処に居るなんて思わなかった人物の姿に動揺は隠せない。
アーベルにも怪訝に思われた事だろうが、然程問題ではない。
飯頼む、と言うとすぐに彼女の方へと近付いた。
年下である事も知っている。ただ、彼女の研究者としての行動を尊敬していたから、敬語を使う事をやめなかった、それだけ]