[アーヴァインの所へ行くというラッセルを目で追い。次いで朝食を終えたマンジローを見送って。自身は朝食にしては多い量を地味に平らげ、紅茶を飲み一息つく。それから同じく朝食を終え、紅茶を飲んでいたキャロルに近づいた。]踊り子の君、少し話が。[いいかい?と尋ねた後、なるべく人の居ない隅の方へとキャロルを招いた。お誘いかしらと揶揄されたなら、にっこりと笑みながら。]口説くなら、もっと別の場所で、白い花でも用意するさ。無粋に立ったままなんて、夾竹桃の君に失礼だろう?