─調理室─だって、だってそうしないと……。[自分が生き残れない。ずっとそれだけを望んで動いて来たから、引き下がることが出来なかった。そんなことをしたら、自分が今までして来たことがただの殺戮になってしまう。ぐす、と鼻を鳴らして制服の袖で目元を擦る。そうしてようやく上げた顔には、決意の色が見えた]……もう、良いよ。しんちゃんが選ばないなら、アタシが、アタシ達が選ぶ。アタシ達には、この道しか無いんだもん。