― 玄関 ―
はいはーい。
[>>10今度は寝ぼけず通常対応。
ぱたぱたと走って玄関開くと、見覚えのある赤毛に、ひらりと手を振った。]
やっほラッセル様。
毎度のお届けご苦労様。
[崩した様子で、されど様をつけながら、いつもの物言いも気にする素振りもなく、手慣れた様子で突き出すようにされた品物もほいと両手で受け取った。]
ついでにお茶飲んできなよ。
で、心身あっためてからつり橋に臨むといいよ。
[吊り橋が苦手な事を熟知している様子に言うと、ニシシと笑って広間へ通す。
相手の物言いなど何のその、な調子は終始崩れない。]