―あ、あ……きゃあああっ!![どろりと流れている赤い色がある。 最初見えた顔だけと、そこから先の違いに認識が追いつかず。 赤黒い色をみせている、それが服の色でもなんでもなく、血の匂いの元であり。 からっぽになった、身体の中だと思考が追いついたとき、悲鳴をあげた。 へたり、とその場に座り込んで動くこともできないまま誰かが来るまで、ただその氏を見つめ続けた**]