[しばらくして七重がくる様子がないのでもときていた服から銀製のナイフを取り出し、裸のままで脱衣所からでていこうとする。すぐに晴美の姿が見えただろうか]がとさん、ご迷惑おかけしましたわ。もう大丈夫ですから。[感情の感じられない様子で話しかける。無機質な社交的な笑みを返すその右手には隠しもせず鈍い光を放つ銀製のナイフをもったままに、素肌は晒したまま隠す様子もなく床に先ほどシャワー室で浴びていた湯が垂れ落ちていく]