─ 4日目/黒珊瑚亭 ─
[ユリアンから抜いた剣は、昨日と同じく服の下に。
ずっと慕ってくれていた可愛い妹分。守りたいという気持ちは当然のようにあって、気になるのだけれど]
シスターもフラフラじゃないですか。
休めていない…もしかして食事も抜いていませんか。
食欲の出るような状況じゃないのは分かりますが。
[目の前の人を放置することも出来なかった。恩人が感謝していた人でもあったから。拒まれなければその肩を支えて、ひとまずアーベルの部屋の前から離れさせ]
一度下に降りましょう。
[食堂へと促した。
修道女の持つ籠の中に何が入っているかは、やはり知りようがなく]