いいえ……、何も。 …ただ、紅茶を淹れる手が…綺麗だと思って。[ぼそぼそと口の中で続けた言葉は、声が小さくて届かなかったかもしれない。男性の身体の中で、手が一番好きなのだ。特に、働いている最中の手というのは見ていてうっとりしてしまう。] あ……、はい。[お好みでどうぞと言われ>>60、砂糖入れを取ってくださいとは言いにくくなった。とりあえず今は、彼に何かするのは諦めよう。*]