― 洞窟奥地・苔の広場 ―[鎮めなきゃならないこと、については黙秘した。言わぬ事で答えになるだろう、というのがあったから]仕事は、修繕一件の写し二件……なんだけど。[問い>>84に律儀に答えつつ、左手で右の手首に触れる]……乗せたわけじゃねぇよ。『咲いた』んだ。……『周期』の廻りを知らせる花の印、が。[人の身に、花の印が咲く。それが何を意味するかは、多くの書に触れていれば自ずと知れるもの。故に、説明する声は、らしくない震えを微かに帯びていた]