─ 昨日・自室 ─[アーベルを自室へと招きいれて、新しい図案を広げた。心から楽しみにしていた時に、どうしてあのような話を持ち出してしまったのだろう?おそらく、それほどに気掛かりであったのだ。知らず心が騒いだのは、その奥に時の来たるを知る故か] …いや。 この間のモチーフの参考に、見返しはしたけれども。[ギュンターに収めた長剣の鞘に刻んだモチーフだ。老いた戦士が、それに何を思ったかは知る由もなく、ただ、友の問い>>81には首を横に振って応じた]