― 翌朝 ―[目覚めて、暫しぼんやりと天井を見詰める。胸に手をあて、生きているのだと実感して、ゆっくりと身を起こし、それからはいつも通りに手早く身支度を済ませる。修道士としての日課は滞りなく行われた。] ――……、[静かな朝だ、と思う。部屋を出れば、廊下にイヴァンが居るのが見える。] おはようございます。[朝の挨拶をして彼の無事を確認し、厨房へと向かった。]