─自衛団詰め所─[団員から受ける説明。戻るはずが戻っていない、という言葉は、容易に一年前を思い出させ、内心の不安を煽る。そこに聞こえた、声。それで彼がそこにいると気づいた事もあるが。向けられた言葉は、意外なもので、やや戸惑った]爺様が……攫われた?聞いた話、って……。[語られる、団長が掴んでいたという情報。その内容に、眉が寄った]……そりゃ、そんだけ掴めば、邪魔にもなるよな……。[ぽつり、呟き。その後の申し出には、蒼の瞳を瞬いた]