―住宅街―ん…ありがと。[それでも動きだしきれずにいたら、司書の肩を抱く力が増した。人のぬくもりに一度ギュッと目を閉じる]どっちにしても移動しないと。先輩、置いてきちゃったし。家の方で落ち着けそうならラッシュに連絡取れないか試してみる。きっと忙しくしてるだろうけど。[大丈夫、と司書に囁き。肩を抱く手から開放してもらう]アヤメさんの家、お隣なんだっけか。うん。行こう。[少し引き攣ったように笑って言う作家に、同じくどこかぎこちない笑みを返し。誘う声に*頷いた*]