[ユーリー>>74が魔人と同じように木を試すのを見、結果に眼を細めます。黒い眼は詳細を説明しろと言っていました。
ニキータが手紙を読むのはいずれ皆に回すだろうと静観していると、キリルの願い>>80が聞こえてジロリとそちらを見下ろします。]
ハーブティー…ああ
[ややぞんざいな口調ながらも注文どおり二つのカップが宙に浮かびます。
甘いりんごのような香りを漂わせるそれを顎で示せば、一つは魔人の為らしく、瞼が一度軽く開いてまた半分閉じました。]
――・・・わかった、もらっとく
[一つ煙混じりの溜息を吐き、魔人はシルキーの気遣いに苛立ちの矛を収めるのでした。**]