っていうか、
[何してんだろう。内心、そう続けて首を傾げる。
ゲームは終わったんじゃないかしら、皆々様。確かあの時選んだはずの優美な女性チップが、脳内で嫋やかな笑みを浮かべて、立てた人差し指を唇にそっと当てた。
いくらゲーム脳に毒されていても、どうやら外見が自分のままだということは把握していたので、フザけた台詞は胸にしまって、やっぱりとぼんやりと、奇妙な延長線を眺めるに留める。
そのつもりだったのに、やって来るなり、妙に場に馴染んだ言葉>>83を吐く男に、釣られるように、言葉はうまれた。]
おつかれさまです。
[語尾のハートマークだとか、音符だとか、そういうものを感じさせる雰囲気ではなかったろうが、
やはりこれも、墓落ち挨拶での定型文であった。]