─ 村の通り ─
まあ、扉さえ開けば、どうにかなりますから。
[片付けに関しては、常に楽観していた。
そんな身の回りに頓着しない辺りは、整理整頓を心がけている腐れ縁とは対照的な部分]
俺の本来の研究分野は、完全に忘れられてますけどねー。
ま、日々の暮らしにゃいらんものでもありますし、
使えるものを引き出されるなら、それはそれで。
[実際、本来の肩書きを覚えている方が稀だろう。
そのうちいいひとが、という言葉にはただ、あははー、と誤魔化すように笑った]
ん、じゃあ、御一緒しましょうかね。
目的地、同じですし。
[同行の申し出>>66には、ごく自然な様子で頷いていた。
ちなみに、危惧されている事の自覚は、ない]