―回想・結界内・湖畔―
[聞き覚えのある川の名に思わず足をとめて振り返り、目を細めてローザ>>84を見た。]
『……わたし、そのこわいかお、嫌い……』
[シチが囁いたのを聞き取ると、そちらを向いてにこりと笑う。]
いや、なんか聞いたことある単語が聞こえたもんでな。
すまんすまん。
[そんなやり取りをしていると、ゲルダが同行を申し出て来た。>>86
首を傾げる彼に愛想良く頷く。]
ひとりは心細いと思ってたとこだったからな。
ありがたいよ。
[そう言って、ゲルダと共に目的地へと向かうことにした。]
―回想・了―