……犯人捜し、やるよ。
俺は、最初からそのつもり。
[『護れなかった』と、気づいた時から、それはずっと秘めていたこと]
あんたが、何のつもりで俺にそう言ってるのかは、わかんないけど。
俺には、走り回る以外に捜す方法はないから……手は、借りたい。
[ここで、一度言葉を切って。
一つ、息を吐く]
なんにもしないで、諦めるのは……もう、やだ、から。
『護れなかった』事を後悔だけするのも、もう、やだ、から。
[続いた言葉に込められた意は、他者には届かずとも。
それは、自分の中では何より大事な決意の表れ]